お早うございます。
noteより転載です。
私はネット中心と常日頃の生活の面や支援者、医療機関だけにカミングアウトしている「半埋没」の性同一性障害(GID)・トランスジェンダー(自称はしていませんが)性別移行者の当事者です。
敢えて公にカミングアウトはしていなくても普通に社会で女性として仕事などでもう何十年と実績を作っています。
最近はレインボーバッジを胸に付ける事が多くなりましたが、これも名古屋で出会ったアーティストの「清貴」くんの曲に巡り合って、そして「性的少数者(LGBT)連携を願う」北海道の性別移行者の友達の気持ちも入れて付けています。
下手にこの様な「レインボーバッジ」などを付ければ「アウティング」「カミングアウト」になってしまいますが、普通に「元男」とか「性同一性障害」と疾患名まで上げてまで一般的な社会にカミングアウト・アウティングして混乱させるよりは良いとは思います。
私自身性別移行者の当事者さんの集まりでもなんの説明も無く普通に接していますし、この様な説明で一般社会にも「特別視」されないで済むからです。なにも性的少数者(LGBT)当事者は特別な人間でもないのですから。
この私も今まで「レインボー」「レインボーフラッグ」には嫌悪感があって名古屋レインボープライドですらオープンにしませんでした。
カミングアウトは個人個人の環境もあるので、私と同じ様にしても同じにはなりません。
先日の北区の映画会でもmtfの当事者さんがわざわざ一般の参加者に対して「私は元男」「戸籍変更済み」とか話していました。私自身は問われない限りは自分からはこの様な事は一切話しません。それだけ日常生活でも支障が出る事も鑑みて過去も知られたくないからですが、今は「半埋没」ながらも活動出来ているのでこの様なネットではカミングアウトはしております。
自分の事を知られる知ってもらう事は大事だと思いますが、やはり日常生活まで支障が出てしまうのでは些か?が出てきます。
その点「レインボーバッジ」なら、まだまだ性的少数者(LGBT)当事者の界隈、当事者間だけで通用する事があるので、他の当事者さんにも勇気を与えられるツールとして私は付けています。
カミングアウトに「成功」や「失敗」「正解」や「間違え」はありません。当事者さん人それぞれに「答え」はあります。
公共施設でも一部のトランスジェンダーさんからは色々問題が出ていますけど、私の様に「社会でトラブルや混乱をさせない様に生きるため」に毎日考えながら生きています。
レインボーフラッグの旗の下で性的少数者が連携出来るかは「その地域の当事者さん自身の活動と人間性」に掛かってきます。
まだまだ活動家と言われる当事者さんがたには「人間性を問われる」「自分さえ良ければ良い」活動をされている当事者さんが多く見受けられます。