こんにちわ。
私の事を少し書きましょう。
派遣で横浜のホテルで撮影していた頃に正社員の女性に薄々カミングアウトしていました。勿論改名後の名前で暫く仕事をしていました。
夏の婚礼撮影閑散期を置いて完全に女性として撮影業務を始めました。
この格好(レディースーツ姿)だと男子トイレに入ると驚かれると思って女子トイレに入ったらホテルの婚礼プランナーの女性からテナントの派遣されている写真室にチクりがあったんですね。
「あの人男性なのに何故女子トイレに入った?」
以前の男時代の私を知っているホテルのプランナーだった訳ですよ。
そこで私は「婚礼撮影」と言う「仕事を完全に失い」ました。
丁度「バブル期」の稼ぎ所の時期だった訳です。
その当時は「LGBT」なんて言葉もありませんでした。
性別移行者は私の様に「女性として死ぬまで生きていく」と思っている当事者さんは「何かしらを必ず失う」のです。
「在職トランス」とは「その仕事すら失う可能性が大きい立ち位置」なんですね。
私はそこから必死で「女性としての社会生活での実績作り」に励んでいます。
それで私もようやく約30年ですからね。
失うものは本当に大きいのです。
最近の当事者さんはそこを判って「性別移行」されているでしょうか?
社会はそんなに甘くありません。
私は「在職トランス」に憧れる当事者さんの犠牲はもう見たくありません。