hitomi Diary's

変哲もないただの愚痴

性自認と診断

f:id:unit973:20210301004317j:plain

性自認は「自分だけ」しか判りませんが、それを診断判断してくれるのが「精神科医の診断書」かと思っています。

現在その診断だけで簡単に「自分は性同一性障害(GID)、性別違和(GD)だ」に自分勝手に判断してしまう当事者も増えています。

それも診断を少ない医療機関のみだけで判断して人生を棒に振ってしまういわゆる「勘違い」な当事者さんも身近に増えています。

その為の治療の診断ガイドラインにはこう書かれています。

3.診断のガイドライン
診断の手順については,以下に示す通りこれま
でのガイドラインと基本的には同様である.次に
示す手順に従って,性同一性障害についての診断
を決定する.性同一性障害に十分な理解と経験を
持つ精神科医が診断にあたることが望ましい.児
童思春期例の診断には,児童思春期精神医学の専
門家にも意見を求めることが望ましい.2人の精
神科医が一致して性同一性障害と診断することで
診断は確定する.2人の精神科医の意見が一致し
ない場合は,さらに経験豊富な精神科医の診察を
受けその結果を改めて検討する.

1)ジェンダーアイデンティティの判定
⑴ 詳細な養育歴・生活史・性行動歴について
聴取する
日常生活の状況,たとえば,服装,人間関係,
職業歴などを詳細に聴取し,現在のジェンダー
アイデンティティのあり方,性役割の状況などを
明らかにする.また必要に応じて,当事者の同意
を得た範囲内で,家族あるいは当事者と親しい関
係にある人たちから症状の経過,生活態度,人格
に関わる情報,家族関係ならびにその環境などに
関する情報を聴取する.そのうえで,ジェンダ
ー・アイデンティティについて総合的多面的に検
討を加える.ただし,これらの人たちから情報を
得るにあたって,当事者との関係に重大な支障を
及ぼさないよう,細心の注意が必要である.

 

⑵ 性別違和の実態を明らかにする
DSM-Ⅳ-TR웋웗や ICD-10웋웋웗を参考にしながら,
以下のことを中心に検討する.
ⅰ)自らの性別に対する不快感・嫌悪感
自分の一次ならびに二次性徴から解放されたい
と考える.自分が間違った性別に生まれたと確信
している.乳房やペニス・精巣などを傷つけたり
する.FTM では声をつぶそうと声帯を傷つけた
りする.
ⅱ)反対の性別に対する強く持続的な同一感
反対の性別になりたいと強く望み,反対の性別
として通用する服装や言動をする.ホルモン療法
や手術療法によって,でき得る限り反対の性別の
身体的特徴を得たいとの願望を持っている.
ⅲ)反対の性役割を求める
日常生活のなかでも反対の性別として行動する,
あるいは行動しようとする.しぐさや身のこな
し・言葉づかいなどにも反対の性役割を望み,反
映させる.

 ⑶ 診察の期間
特に定めないが,診断に必要な詳細な情報が得
られるまで行う.

 私は何度でもここで書かれている「2名の精神科医」以上の診断を受けた上でも「自分自身への向き直し」や「自分史の最新の情報の書き直し」など、また「出生調査」も続けて、ようやく「染色体、遺伝子、内分泌レベル?でも出生調査からも検査が漏れたかもしれない」と言う出生時の時代背景にもたどり着いています。

専門家でもある専門医の診断判断の信頼性を高める為に「2名以上の精神科医の診断を長期間受けて」います。

ここまで約30年以上近くかかっている事となって、次の段階の「性分化疾患」の方にも取り掛かっている段階でもあります。

私自身は何度も書いているように「裏方」「サポート役」「女房役」として、自分自身が目立つ事も無い一当事者、一生活者ですのでこうして書く事しかできません。

そういう事で一回ここで筆をおきますが、自分自身の人生を棒に振らない様にも頑張って生きて行ってください。

#一人じゃないよ

#あなたらしく自分らしく

#笑顔のままで

#横浜の明日へ